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1998年日本公演


 1998年11月20日、埼玉県大宮市の大宮ソニックシティにて、ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース6年ぶりの日本公演が行われました。そこで見に行った私の当日のリポートを紹介します。


セット・リスト


 6年ぶりに行われた大宮ソニックシティでの日本公演。今回はたった1日のみの公演でした。
 前回の来日時もそうでしたが、やはり見に来る人たちの年齢層は高めでした。スーツ姿の人が多く見受けられ、やはり1980年代のMTVをリアル・タイムに見ていた人たちが大半だったと思います。それ故に「SPORTS」「FORE!」以外の曲へのオーディエンスの反応がいまいちだったようにも感じられ、少し残念に思いました。特にこの数年リリースされたアルバムは国内でのセールスも悪いようなので、「バック・トゥ・ザ・ルーツ〜」からの曲へのオーディエンスの反応はかなり悪かったです。同行の友人の話によると、盛り上がるはずのオープニング曲であった”サム・カインド・オブ・ワンダフル”が演奏されたとき、「会場が寒かった」そうです。
 オリジナル・メンバーのマリオ・シポリナがバンドから脱退し、代わりにジョン・ピアースがベースを担当していたわけですが、ヒューイ・ルイスがメンバー紹介をする際にジョン・ピアースは紹介されず、サポート・ミュージシャンであるホーン・セクションの面々と一緒に紹介されていました。まだ正式メンバーとしては認められていないのでしょうか。
ちなみにライヴ前日にメンバーはラーメン屋でバカ食いをしていたらしく、そのツケが来たのもあったようで、ライ ヴ当日はドラムスのビル・ギブソンは体調がすぐれず、公演中に2回もステージを離れて吐きに行くというハプニングがありました。観客からの「何食べたんだ?」とか「大丈夫?」などの声援にメンバーは苦笑いをしていました。
 私が一番印象に残ったのは、キーボーディストのショーン・ホッパーのすっかり変わってしまった外見でした。数年前のライヴ・ビデオではまだ大丈夫だったのに、体格が中年太りのおデブになっていて、髪型はスキン・ヘッドになっていたのです。果たして頭髪は剃っていたのか、それとも・・・。
 ちょっと暗い話題ばかりですが、全体を見れば非常に盛り上がってまして、ファンであれば十分に楽しめるライヴでした。今回のステージングの私の評価は120点をつけさせてもらいましょう!

☆おまけ☆
”ハート・オブ・ロックン・ロール”の最後の「TOKYO!」で観客が苦笑していました。公演地は埼玉だったのにねぇ。


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