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WOWOW放送の1992年日本公演


 1992年4月10日、代々木オリンピックプールで行われたライヴがWOWOWで生放送され、そして数日後、多少編集された物も放送されました。その内容を以下に載せておきます。



バックステージ・インタビュー

Q:今回の日本公演で特別なことは何かある?
A:日本のファンはア・カペラが好きだからそれはやるつもりだよ。(ジョニー・コーラ)

Q:どのア・カペラをやるかはその日に決めるの?
A:そう、本番前に必ずリハーサルするんだ。だからやるときには何を歌うかわかってるよ。(ビル・ギブソン)

Q:ア・カペラに参加しないのはなぜ?
A:(少し考えて)俺、シャイだからさ(笑)!歌は7年前にやめたんだ、うまくないしね。ベースの方が好きだし、それが1番やりたいことなんだ。歌は他の奴らにまかせておれは引退ってわけさ。(マリオ・シポリナ)

Q:特別なステージ・セットはありますか?
A:特別のセット?特別ってわけじゃないけど、今回は新しいのを使ってるよ。以前僕らが練習してたリハーサル・スタジオに似せて作ったんだ。(ヒューイ・ルイス)

Q:今回はニュー・アルバムの曲が中心?
A:そうだね、1,2,3・・・6曲くらいかな。(ヒューイ・ルイス)

Q:アメリカ・ツアーと内容は変えてますか?
A:まあ、そうだね。ヒット曲を数曲入れたりするよ。選曲はよく変えるんだ。東京2日間も違うものになるよ。(ヒューイ・ルイス)

Q:日本の観客はどう?
A:ファンタスティック!! 最高だよ。ノリもいいし、やってて楽しい。また来られてうれしいよ。(クリス・ヘイズ)

Q:今回のツアーが今までと一番違う点はどこ?
A:楽しめるし、バンドとしてもより良いものになっていると思う。今、僕らへの注目度が減っているからさ。'84〜'86年はかなり注目されていてインタビューとかも多かったんだ。今はリラックスできるし、地に足もついてる。バンドとして音楽に集中できるから今までで最も良い、楽しいショーになるよ。(ヒューイ・ルイス)

また来られてうれしいよ。プレイするのが待ちきれない。早く来いよ!! きっと気に入るから。(クリス・ヘイズ)

みんな楽しんでくれよな。少なくとも俺よりは盛り上がれよ!(マリオ・シポリナ)

生で僕らを見られない皆さんは、ぜひこの番組でライヴを味わってください。(ビル・ギブソン)

僕らも楽しむから、みんなも楽しんでくれよ。(ジョニー・コーラ)

ファンでいてくれてありがとう。僕ら以上に楽しんでくれるといいな。(ヒューイ・ルイス)


曲目

  1. ビルド・ミー・アップ
  2. タイム・エイント・マネー
  3. パワー・オブ・ラヴ
  4. すべてを君に
  5. ウォーキング・オン・ア・シン・ライン
  6. イッツ・オーライト
  7. ソー・マッチ・イン・ラヴ
  8. ハート・オブ・ロックン・ロール
  9. ヒット・ミー・ライク・ア・ハマー
  10. うつろな心
  11. アティテュード
  12. バッド・イズ・バッド
  13. アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ
  14. カップル・デイズ・オフ

    (以下アンコール)
  15. ビリーヴ・イン・ラヴ
  16. いつも夢みて
  17. ワーキン・フォー・ア・リヴィン

 当日、東京は小雨が降っており、季節は春だというのに少し肌寒いなかでライヴは行われました。
 今回のツアーにはホーン・セクションを帯同していなかったので少し寂しかったような気もします。ヒューイ・ルイスのインタビューにもあった通り、ヒット曲満載のセット・リストで演奏してくれて、大いに楽しめたライヴでした。
 曲間のMCでは当日の生放送を意識して、「WOWOW」を連呼するヒューイ・ルイスが微笑ましいです。アンコール時にはファン・サービスでステージから降りてアリーナの柵前まで行ったヒューイ・ルイスでしたが、ステージ上に上がれなくなってWOWOWのカメラ用クレーンで戻ってくるというハプニングがあり、それを見て会場は大盛り上がりを見せていました。
 WOWOWの放送については、もうちょっと録音をどうにかして欲しかったようにも思えます。「よく言えば臨場感あふれるもの」ですが、悪く言えば「ちょっと質の良いオーディエンス録音のブートレグ」といった感じですからね。まあ、会場自体の音響の悪さもありますが・・・。


 ちなみに開始直後の客席には矢沢永吉氏の姿を見ることが出来ました。あと、「日本一のHLNファン」を自負する中村真理さんが公演前のインタビューをしていたようです。

 


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